2020/08/12 20:07
味噌をしばらく保存していると、何やら水っぽいものが出てきた経験はありませんか?
「なんか怪しい...」
「もしかして腐ってる?」
そう感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はこの味噌から出てくる謎の水分についてその安全性や正体について解説していきます。
ズバリ!味噌から出てくる水分の正体とは!
結論から言いますと、この謎の水分は
「味噌たまり」
と呼ばれるものです。「たまり?なんじゃそれ」と思われた方、実はこのたまりと呼ばれるものは、味噌の製造工程で水分が実際に溜まる現象からこの名前がきているんです。手作りの味噌作りでも機械での味噌作りでも共通しているんですが、味噌は毎日適度に運動させてあげなくてはいけません。要は混ぜることが必要で、これらを混ぜることで全体に空気が行き渡り、満遍なく熟成されるというもの。
実際に、私も毎日味噌を熟成している樽を大きなヘラのようなものを使ってかき混ぜるんですが、必ずと言っていいほどこの「たまり」はできています。
ですから安全性や健康への被害に関しては、全く心配は要りません。なんならその成分は身体にいいものなんです。
味噌たまりの正体はあるものが水分として出て来たもの
では、この「味噌たまり」が具体的になんなのかというと、実はこれは味噌に含まれる水分・塩分・糖分・アミノ酸が主体となって出て来たものなんです。ですから、味噌そのものから流れ出て来た旨味エキスみたいなもの。
心配せずに味噌と混ぜて使ってしまって構いません。
なんなら混ぜちゃってください!!!
栄養素が詰まってるので捨ててしまうのはもったいないですよ!